夏の着物の襦袢は何がいいか情報収集
着物のプロの方の鍵アカのツイッターで、夏の襦袢の反物として、140番の細い麻糸で織った小千谷上布を紹介していました。
ネット検索で色々と調べてみました。
夏の襦袢を買うとしたら。
フォーマルな場で着たくて、上等で高額なのなら、
★最上級が140番手の細い糸で、その次が120番手の糸のしなやかな麻の小千谷上布の反物。平織り。
★海島綿(シーアイランドコットン)の絽の反物
★洗える絹の「浅見」の「王上布」「流砂」
★その他色々(ポリエステルの高額なのとか)
ポリエステル素材だけど、「爽竹」はかなり涼しい方らしいけど。それでも麻や絹よりは暑いらしい。しなやかで体に沿いやすいのと見た目がいいのと、簡単に洗えるのが長所。
遊び着として気楽でいい、その分お安くてもいいのなら。
★ 麻の襦袢で、100番手、80番手、それ以下の太い糸のでいいのなら、お安いのもあります。
★ 嘘つき襦袢、替え袖。
色々な情報を取捨選択をして、考えてみて。
夏の着物で、涼しくて洗えそうなので。しかも喪服にも慶事にもギリギリなんとか使えそうなのは(本当なら正絹のがいいのでしょうけど)。白色の無地の麻の140番手のしなやかな小千谷上布でしょうね。
麻の欠点は、ゴワゴワして身体に沿わない。でも極細の糸140番が最高峰、120番が次点で、だいたいが100番ぐらい。もっと安いのだともっと太い糸らしいです。
絹やポリエステルや木綿だと、しなやかなので身体に沿いやすい。でも夏には、麻より涼しさでは劣るみたい。
「夏の長襦袢の素材比較。涼しいのはどれ?初心者におすすめの夏の襦袢。」
この方は具体的に検証と実験を重ねていて素晴らしいです。
正絹絽ウォッシャブルよりも、ポリエステル爽竹よりも、麻が一番いいとか。
ここでも夏の襦袢の素材を色々と比較検証をしていて参考になります。
この著者のおすすめは、
・本麻上布120番手、140番手
・フォーマルならやっぱり、正絹の「浅見」未来襦袢「王上布」
でも、ネット検索で調べたら、お値段が超高額で。やっぱり庶民には手が届きません。
夏の襦袢の反物として、140番の細い麻糸で織った小千谷上布が一番いいみたいですね。その分、お値段が超高額です!
きくちいまは、夏には、上に着る着物が何でも、その下に着る襦袢を麻素材にするだけでもかなり涼しいとか。
彼女のおすすめは、
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ふだん着のきものには涼しくて自宅で洗える麻や麻混、アイスコットンや楊柳などの襦袢がおすすめ。
夏の冠婚葬祭とお茶席には生地にしなやかさがある「流砂」か「爽竹」が絶対的におすすめです。
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問題は、夏の冠婚葬祭、フォーマル、改まった席に着る長襦袢ね。
それと、夏の礼装用の着物の襦袢には、海島綿の絽をお薦めなさってる方もいらっしゃいますね。
礼装用の夏襦袢の相談。駒絽が正式(みたい)になっているけど、誂えるなら海島綿の絽を超絶オススメする。正絹絽の張り付き感がなくサラリとしているし、落ち感もしなやかさも秀逸で袖口から見えても全く違和感なし。何より洗えるから普段着にも使える。価格も正絹かそれ以上するけど。
— miyaza@月刊アレコレ編集人・コピーライター (@arecole) July 23, 2020
それと、大ウソつきでもいいか。
麻の襦袢で、替え袖形式のやつとか、筒袖の大ウソつきのスリップ形式のにして。
替え袖だけ、正絹の絽にするとか、木綿の絽にするとか。
フォーマルな場には、フォーマルな着物には、正式には正絹の白地の襦袢が礼装なのでしょうね。
ネット上での相談で、「夏の喪服に、麻の襦袢でもいいでしょうか?」との質問に対して、
「白地であれば、慶弔模様さえなければ、麻の襦袢でもいいでしょう」という助言もありますし。ギリギリいいのじゃないのでしょうか? 涼しさと着心地を優先なら、それでもいいのじゃないのでしょうか? 私ならそうします。
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結婚する時に喪服(夏、冬用)を母が持たせてくれていたのですが、何十年もそのまま仕舞っていて、最近になって中身を確認すると夏用の喪服の長襦袢の生地が麻なのです。普通は、絹の着物には絹の長襦袢で、麻には、紬などカジュアルな着物を合わせると聞いたのですが、何故 麻の長襦袢なのか、不思議です。これは 絹の生地でもうひとつ仕立ててもらわないといけないのでしょうか?麻のでも、特に支障がなければ それで間に合わせたいのですが・・・どなたか 教えて下さい。
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>>麻のでも、特に支障がなければ それで間に合わせたいのですが・・・
支障はありませんので、仕立てる必要はありません。
応用範囲の範疇にあります。
夏喪服に限らず、絽の着物に麻を合わせる事はあります。
絽着物と絽長襦袢を合わせた時と、なじむ感じは違うのですが、
麻の持つシャリ感が、(特に腕にまとわりつかないので)
涼しさを感じる事が出来ます。
>>絹の着物には絹の長襦袢で、麻には、紬などカジュアルな着物を合わせると~
絽の特徴は透ける、軽い、しなやか・・
同じ材質の絽目の物が良いし同格。
麻はシャリ感があり、絽や紗などに、なじまなくて
やはりそのシャリ感のある麻・上布・ちぢみに合うのですが、
そうしないからと云って、
マナー違反とか恥ずかしいと云う訳ではありません。
気をつける事は、逆に使った場合、
長襦袢の麻の地紋が絽の着物の柄に邪魔をするほど
うきでることがあります。
折角の着物が台無し何らないように・・。
喪服の場合は、
夏冬とも地紋が吉時のものでない事が大事です。
一緒に仕立てられていますから心配はないと思います。
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そうだよね。
だって、フォーマルでも、ポリエステエル素材の着物や襦袢も販売されているのよ。
東レシルックとか。
「高級ポリエステル素材の着物や襦袢が良くて。でも麻の襦袢ならダメ」って言うのは、たぶん東レシルックに遠慮がある業界人やろうな~。
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カジュアルな場でいい、その分お安い値段で。
遊び着として気楽でいい、その分お安くてもいいのなら。
★ 麻の襦袢で、100番手、80番手、それ以下の太い糸のでいいのなら、お安いのもあります。
★ 嘘つき襦袢、替え袖。