ママンのシミカビだらけの着物の修復にかかった金額を手短に要約
ママンの30年以上も放置の末のシミ、カビだらけの着物の修復にかかった金額、だいたい
==============
★ サマーウールの着物で。
黄色い汚れが下半身に散らばってて。
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) May 21, 2019
池田市の悉皆屋さん、はり栄。情緒ある商店街に情緒ある暖簾で素敵なんだけど。老母が「昔、ここで頼んだことあったわ」
はり栄「ここまで黄色いカビができたらもう無理です」
はり栄「洗い張りと仕立て直しだけで、三万何千円ぐらいかかるかしら。それでも、カビがとれる補償はありません」
私「あきらめます」
私「洗い張りをした後の仕上げののりは、布海苔ですか?」
はり栄「当店は、科学海苔です」
残念です。
ネット検索で、洗い張り屋さんで、布のり仕上げをする店をみつけて。
ダメ元でお願い。
宅急便で送って。宅急便代が千何百円だったかな?
神奈川のだるま屋さんで、洗い張りと仕立て直しで2万何千円と送料で。
悩みに悩んで。探しに探しまくって。神奈川県のだるまや京染本店にHPのフォームから洗い張りをお願いをして。今日、郵送することにして。でも間が悪いことに今日は雨。それでも箱に詰めて郵送。どうか、ちゃんとできますように。 pic.twitter.com/jeDeV95Iwl
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) May 28, 2019
十分、きれになって戻ってきたよ。
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) June 29, 2019
十分満足なできで感謝します。
西尾呉服店
それと今日、チラシで着物のことで色々相談にのってれくれる業者の特集があって。いっぺん行ってみようかなとか思っています。
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) February 27, 2020
とりあえず、電話をしました。ダメ元でも、行くだけ行って、値段とか条件とかあわんかったらキッパリ断って帰ったらええんやしね。 pic.twitter.com/WBumPVNhAp
チラシで「京都からシミ汚れ取り専門の職人さんを招致します。特別サーヴィス料金で」
その時に持参したのが、他に譲れない紋付きばかりで。
★一つ紋の色無地
★五つ紋の色留め袖
★一つ紋の黒い羽織
一つ紋の色無地。シミだらけ。ヤケだらけ。身幅も身丈も小さい。
京都からのシミ取り職人さん「ここまでひどいと、洗い張り、染め直し、仕立て直しをすべきですね」
女性店長が出してきた見積りが15万円で。
その見積りの内容をよう調べたら、ガード加工1万何千円もセットで。
私はシブチンに「そのガード加工は省略したら安くできませんか?」
女性店長は必死でガード加工をすすめる。
残念ですが、私はお断りしましたよ。
五つ紋の色留め袖については、「カビ臭いので消毒に一万何千円」とか。
消毒の方法がよう理解できなくて。私はそれならいっそのこと、古い伝統の洗い張りのほうがいいかなと迷ってお断り。
神奈川県のだるま屋京染店
一つ紋の色無地。シミだらけ。ヤケだらけ。身幅も身丈も小さい。
LINEで写真を送付して。
宅急便で実物を見てもらったら。
同封の用紙には、仕立て直しように私の身長、体重、BWHのサイズなどを書いて。
電話で女性が「その着物は小さすぎますし。その着物の仕立て方では、サイズの小さい着物を大きく仕立て直すのは無理」「160cmの身長の方に仕立て直すのは無理です」
返却してもうて。
宅急便の送料と。
お手間代と宅急便の送料約2千円をお詫びにその店の銀行口座に振り込んだ。
東京きもの染洗協同組合
HPから必死で一つずつチェックして探した店で、洗い張りで布のりを使う店で、
東京都の洗い張り屋、鹿島屋さん
一つ紋の色無地。シミだらけ。ヤケだらけ。身幅も身丈も小さい。
神奈川のだるま屋京染店では無理と断られた着物だったけど、ダメ元でお願いをしたら、いいお返事で。
「一番いい和裁士さんに頼みます」
洗い張り、脱色、染め直し、一つ紋の入れ治しなら、6万何千円に消費税で総額7万円何千円ぐらい。
洗い張りと仕立て直しだけなら(シミだらけ、ヤケだらけが残っても気にしないのなら)39,600円。それに銀行支払い手数料で。
洗い張りと仕立て直しだけだと安いけど、ヤケ、両脇の汗シミは残るけど、今回はこれでいいの。着続けてみて又着続けたいと思った時に完璧な染め直しまでいくわね。
仕立て直しを着てみたら、私には十分な大きさで満足。
紋付袷洗張トキ付 ¥12,000
紋付袷仕立代 ¥24,000
==========================
¥36,000
消費税10% ¥3,600
==========================
¥39,600
★肌色の付下げに、茶色い小さな濃いシミと薄いシミがパラパラ。
★ピンク色の羽織に、袖の縫い合わせの部分に黄色い汚れ。
★ 肌色の付け下げに、短冊形の模様が散らばってるの。
濃い小さな茶色い目立つシミと、薄茶色のシミがアチコチに散らばってる。
ピンク色の羽織の袖の縫い合わせの部分に黄色い汚れ
神奈川県のだるま屋京染店にLINEで写真送付。
「難しいですね」
大阪のシミ取り職人さんに写真で見積り。
「難しいですね」
京都のシミ取り職人さんに写真で見積り。
「難しいですね」
見積もりは結構な額。
もうそろそろ、着物をあちこちに送るための箱がなくなってきたので、
着物を宅急便用の箱を通販で購入。
宅急便の手数料が1700円ぐらい。往復で2,400円ぐらい。
株式会社アースダンボール
和服を入れる為の箱として作られた、深さが変更出来る箱 | 宅配サイズ130(560×334×280(深さ) mm) | A式・茶
和服用段ボール箱10枚 2,640円
送料599円
=========================
総額 2,904円
実際に使ってみて、和服を二枚入れても余裕で余ったから、もっと薄くて小さい箱でもよかったわね。
いざ段ボール箱を組み立てると以外とコンパクトで軽量で。
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) May 13, 2020
着物を二着詰めると、横幅も余ったので緩衝材を詰めて。 pic.twitter.com/wFb68OIWwo
深さも余ったので、深さは調節できるやつだったのでカッターで切って折りたたんで調節できました。ただ私が不器用なので不細工なったけど。
— kimonoranekonote (@kimonoranekonot) May 13, 2020
本当にいい段ボール箱で助かりましたよ。 pic.twitter.com/EsK7r5dhRh
東京都の池田染色補正のHP、
メールはダメで、電話だけ対応とかで、お電話をして。
それから宅急便で送って。宅急便で送るための箱代、宅配便代がかかって。
池田染色補正から電話かかってきて
池田染色補正「頑固なシミが全体に何十カ所もあるから、手作業だと8万円!」
私「わー!」
池田染色補正「生き洗いを併用をしていいのなら、1万何千円でいいですよ」
池田染色補正「何十年も放置の末の茶色く変色したカビですわ」
生き洗いって要するに、クリーニングよりは丁寧にしますよってことやろ。
クリーニングの溶液は着物の生地を傷めるいう話もあったけど。それには不安があったけど、安いのでいいかと。
ピンク色の羽織の袖の合わせ目の黄色い汚れについては、池田補正所は「そんなもん、気にすることはない。やらなくていい」「何十年もほったらかしにしていたのなら、汚れ落としのために、いっそのこと、生き洗いをしてみる方がいい」
私は、それなら生き洗いをするよりは、完全にバラバラに解いた上での洗い張りのほうが縫い合わせの部分の汚れまで洗ってもらえそうだしそっちのほうがいいから、お断りしましたよ。
前金で18,242円 を指定の銀行口座に振り込んで。
肌色の着物、きれいになって戻ってきたよ。
ピンクの羽織はそのまま何もせずに同封で返却で。
同封の領収書が色々な数字と記号だらけで意味不明だったので、電話で確認のために聞いてみて。
私「前金で既に支払い済みですけど、その額より多いのが記載されていますが。成功報酬で残額を支払ってくれって意味?」
東京の池田屋さん「いいえ。お客さんが呉服屋さんにお願いをしたらその額だけど、シミ取り職人が受け取るのがそこから呉服屋さんの取り分を差し引かれた額だから。お客さんに前金で支払ってもらった額が、私らシミ取り職人が受け取る額だから。それでいいの」
私「呉服屋さんに払うのもシミ取り職人さんに支払うのも同じだし、シミ取り職人さんにはお電話でややこしい時間をとらせたから、残額払うわ」
東京の池田屋さん「いえいえ、そんなことしてもらわなくていいですよ。お客さんに満足してもらうのが一番うれしいんだし」
23,760
X0.7 = 16,632円
送料 1,610円
=============
18,242円
客が呉服屋さんにシミ取りを依頼したら、2万3,760円を呉服屋さんに支払って。
その内の3割(7,128円)を呉服屋がもらって。
残りの7割(16,632円)がシミ取り職人さんの取り分ということね。
だからシミトリ職人さんが直接客から依頼をされた場合は、客が支払う金額を、16,632円に送料1,610円をプラスした18,242円ってことね。
結果、きれいに仕上がったのが届いたよ。満足。
ママンの桐の箪笥には、絹の古い襦袢が何枚もあって。
硬い三河芯にはカビだらけ、ピンクの襦袢には汗ジミがあらわれてて。
どうしよう?
ママンは「使い潰して捨てなさい」って。
ネット検索をしたら、大阪に「きもの医」さんを見つけて。
安い値段でそこそこのお手入れを提供するって。
しかも、撥水加工については是々非々の意見を書いてて。
ここは良心的。
大阪の「きもの医」さんに見てもうて、カビだらけの硬い三河芯を交換と襦袢の洗濯をお願いしようと相談をして。LINEで写真を送付して。だいたいの見積りも教えてもうたら。そこそこの値段だし、これなら払えそうだし、これでいいかと思ってたら。
ママンが「使い捨てでいいんだー!」って拒否してしょうがないの。年寄りの発想ってややこしいわね。
大阪の「きもの医」さんには謝罪してキャンセルをしましたよ。
それでも、大阪の「きもの医」さんは怒らずに、丁寧はお返事で。ありがとうございました。又いつか機会があれば必ず謝礼の意味も込めて、何か依頼をしますので。
ママンの押し入れの銀色の大きな箱を久しぶりにチェックをしてみたら、古い着物をしまってるのを忘れてて。
★ 付下げ。白地に銀色の地模様に、円形の刺繍があちこちにちらばってるけど。目立つ大きなシミがたくさん。両脇の汗しみ。膝当たりに茶色い大きなシミが二つ。膝裏に大きなシミ。腰のあたりに大きなシミ。
東京の池田屋さんに電話でお願いをすると、
「急ぐことはないでしょう。血液とか動物性の汚れを今つけたのなら大至急落す方がいいけど。もう何十年物の汚れなら急ぐことはない」「以前にお願いしたやつを受け取って納得してから次のを依頼したほうがいい」
ありがとう。良心的。
その後、とりあえず、アチコチに送ってみて相談をしてみました。
東京きもの染洗協同組合のHPから、洗い張りやシミ抜きで一つひとつ探しては、直接電話をかけて相談をして。
(有)阪田屋
あんまり返事に覇気がないような感じがしました。
きもの処 にしおか
ここは悉皆屋さんで、知り合いのシミ抜きやさんに仕事をふる仲介業者さんなのね。
田中染色(有)
ここは返事が覇気があったので、とりあえず送ることにしましたよ。
東京都の、洗い張り屋さん、田中さんは「これはもう、洗い張りは無理でしょうね」「これはもう染み抜きは無理そうだから。上からシミ隠しのために色を塗ってごまかすのならできるけど」「だいたい、何万円か」
着払いで送り返してもらって。
東京都染色補正しみぬき組合
そこから良さそうなのを探して。
扇屋さん。
メールで事情説明をしてから、とりあえず宅急便で送って。
送料千何百円。
メールで見積りが、合計 172,150円(税込み)!
============
(仕上がり目標 70~80%)
【作業代金】
洗い張り 22,500円 (解き、表洗い込)
しみ抜き 63,000円
八掛・胴裏生地交換 28,000円
お仕立て 43,000円
小計 156,500円、消費税 15,650円
作業代金 合計 172,150円(税込み)となります。(仕上がり目標 70~80%)
===============
困ってしまって。
扇屋さんから電話かかってきて。
私はシブチンに「あれこれ省略したら安くできますか?」
扇屋さん「無理です」
着払いで送り返してもらいました。
その後、ツイッターの東京の三島さんに、ダメ元でお願いをしたら。
予算の範囲内は7万円ぐらいまでで、その範囲内でかまいませんし、何年待たされてもいいと。
お受けくださいましたよ。
ありがとうございます。
でも次第に申し訳なくなってきて、「10万円先払いをしますよ」と言っても。
三島さんは「いいえ、そんなにはいただきません」「後払いで結構です」
=====================