近江ちぢみの着物を仕立てるのにかかった費用と感想(下書き、メモ)
近江ちぢみの着物を仕立てるのにかかった費用と感想(下書き、メモ)
モデルの私がブサイクなのと、着つけが下手くそなので、読者からしたら「なんだよイマイチ」かもですが。
反物は私のお気に入りで大満足です。
和裁士さんの腕は私には大満足です。
近江ちぢみの反物代
33,000円
和裁士さんに反物を送ってから、居敷当てをつけたほうがいいとのことなので。
何を買ったらいいのか迷ったけど。
同じ店で麻の絽の居敷当てを買って。ついでに「しおん」からも、襦袢用の生地を買って。
和裁士さんに両方を送って判断してもらいました。
近江ちぢみ素材の絽の居敷当て
4,400円
和裁士さんに見て貰った上での判断で、今回はこっちは利用しませんでした。又の機会に使いますね。
「しおん」から買った、近江ちぢみの襦袢用の白い生地
155cm X 200cmで、6,000円
送料520円
振込手数料は失念?
和裁士さんに見て貰った上での判断で、今回は「しおん」から買った近江ちぢみの襦袢用の白い生地を利用しましたよ。
後で和裁士さんから「余りましたよ」って残りの生地を返却してくださしいましたよ。
近江縮みの反物を宅急便で送った代金がだいたい千何百円で。
水通しをお願いした方への宅急便代
水通し代
銀行振り込み手数料
6千600円
振込手数料は失念?
近江縮みの反物を宅急便で送った代金がだいたい千何百円で。
和裁士さんからの請求額
2万7,500円
振込手数料は失念?
私からのお手間暇かけさせた詫び代と謝礼の気持ちとして
7,500円
振込手数料は失念?
大まかな金額は、少なくとも、
7万3,620円
私からの和裁士さんへの謝礼代7,500円を含めた金額だと
8万1,120円で。
ほんとうはもっともっとかかりましたよ。
正確な総額はなんと!
(後で正確な金額を調べて更新しますね)
================-
私が和裁士さんに、詫び代と謝礼の気持ちとして、7,500円にした基準
以前、船場繊維センタービル地下街の着物屋さん「みしな」さんのご主人にお話をお伺いして。
「うちとこは、男の人に頼むから。男手だから。3万5千円ぐらいかな」って。
直感でピン!ときましたよ。
「みしな」さんの言いたかった意図は、女性差別とかじゃないですね。男性には高額で女性には低額という意味じゃないですよ。女性でも、能力があれば高額を支払うでしょう。
「みしな」さんの言いたかった意図は、(他の店だと、和裁士さんに価格破壊の値段で依頼をしているけど。その値段じゃ一人暮らしで自立もできないし、結婚して子育ても無理でしょう)(日本国内での伝統産業の和裁士さんの技術を後世に残していくためにも、高額だけどご協力、ご理解ください)という意味なのでしょうね。
他の店の批判を言うとトラブルになるから、遠慮して婉曲な物言いをしたのでしょうね。
他の店でお安いのは、たぶん、年金暮らしの老人か、夫に養ってもらってる奥様が趣味でやってるのか。それか、海外の工場の工員に送付しているのでしょうね。
今回、和裁士さんからの請求額が2万7,500円で。
その差額として、7,500円をお支払いしましたよ。
呉服屋さんに頼んだらそれぐらいするのね。
その分、客と和裁士さんとの中間に立って色々と相談に乗ってくれるのだし。それでいいか。
今回は、私がド素人で、手際が悪すぎたので、和裁士さんにはご迷惑をおかけしまくりだったので、その分のお手間代を支払うことにしました。
しょうもない菓子詰めや礼状なんかより現金のほうがいいでしょうしね。
呉服屋さんには、過去に色々ととんでもないこと言われてきたから警戒させられてたから。こわくなって、直接和裁士さんに頼むのがいいかなあと思ってたけど。
頼んでもいないのに見積りを見たらガード加工がブッキングされてて、私がいくら「ガード加工いらない」って言っても、店長が必死ですすめてきて。上から「ガード加工を売れ」ってノルマがあるのでしょうね。
私が「ガード加工すると洗い張りできなくなるからいらない!」っていくら言っても、店長が「いいえ、洗い張りできる」の押し問答で、デマを言うてくるし。
でも私みたいなド素人が直接和裁士さんに頼むと、大混乱するし。ご迷惑をおかけしてごめんなさいね。
当分は良心的な呉服屋さんを間にかませて、修行を積み重ねるのが必要かなあ?と迷い中なので。
==============
その和裁士さんには悪い感情は一切ないですよ。
仕立て上がった着物も大満足ですし。
国内の和裁士さんを応援するためにも、宣伝に協力したいのですが。
実は私はアチコチで敵を作っているので。私が褒めると、その和裁士さんに迷惑がかかるかもしれませんし、名前を直接お出しできません。
でも、もし読者で、「その和裁士さんにお願いしたいなあ」って思われたら。
百貨店の呉服屋さんに着物の依頼をお願いをしたら、その和裁士さんにも依頼が回ることがよくあるから機会があるはず。
百貨店の呉服屋さんだと超高額な正絹の反物ばかりだし、依頼料も超高額なるし、無理と思われたら。
心斎橋の呉服屋「藤井」さんでも、お願いをしたら、その和裁士さんにも回ることがよくあるとか。「藤井」さんには、夏には麻の素材の小千谷ちぢみ、綿麻素材、絹紅梅なども置いてあるし。
それか、船場繊維センタービル地下街の「みしな」さん。そこは自然素材の反物もよく置かれてて。小千谷ちぢみ、高級な木綿、その他自然素材物がたくさんで。そこでも仕事を回して貰っているとかで。
ご主人が「男手やから。仕立代3万5千円ぐらいにしてあげたいですね」って。海外の工場にまわすよりは桁違いにお高いけど。でも国内の和裁士さんを育成し守っていく気概がある方は是非!
===============
総額を書いて。私のブサイクな写真なんかをアップしたら。
それ見た読者が「高いくせに、あの程度かよ~ダメダメやん」って思うでしょうけど。
今回、私が高額な値段がかかったけど、そのドタバタのテンヤワンヤの暗中模索の経験談は決して無駄じゃ無かったですよ。今後のための経験にもなりましたし。
他のみなさんへの情報提供として有益だと思いますし。
メーカーの既製品や、ヤフオクで既製品の中古のを買う方が、もっとお安く手に入るでしょうね。
既製品やヤフオクで売ってる夏用の麻の着物は、まだまだ欠点があります。
★ 居敷当てが絹
★ 居敷当てがポリエステル
★ 広衿なのはいいけど、衿裏がポリエステル
★ 衿の仕立て方が客個人の好みに合わない(ボワボワする)
今後は着物メーカーに対して、「居敷当て、衿裏、背伏せ等も麻素材にしてください」「衿の仕立て方はこうしてほしい」って要望を出していきましょう。
そうやっていけば、既製品にもいい商品が増えていくかな?
国内のメーカーを育てていきたいし、日本国内の和裁士さんを育てていきたいです。
海外の工場での既製品の着物を買うと、国内の和裁士さんの技術が廃れていきますので。
今は例え、割高でも、国内の和裁士さんを育てていくためにも、和裁士さんにお願いします。
====================