洗い張り、布のり仕上げの店、三軒目、静岡県!

 

ツイッターで、東京のしみ抜き職人、三島さんのプロの厳しい主張に驚いて。

 

三島さんの言う、「洗い張りをする店で、布のり仕上げをする店が本当に希少になってきた。科学のりだと後でシミになるからダメ。布のり仕上げをするのが基本」って。

 

驚いて。知らなかった。

 

それで、大阪府の地元の店にアチコチに問い合わせたけど。

「科学のりで仕上げます」「仕上げにはのりを使いません」ばかり。

 

京都に二軒、見つけたけど。

電話したら。

受付が「普段は布のり、全然使ってはいません。ご要望があれば、布のりで仕上げますが。」との答え。

 

ネット検索をしたら、神奈川県平塚市にあって。だるまや京染本店

ここに去年の夏に、黄色いカビだらけのサマーウールの着物を宅急便で郵送したら、キチンときれいになって宅急便で帰ってきて。

 

それと色々探し回って。東京都の浅草の方に一軒。「東京きもの染洗協同組合」ってサイトで、「洗い張り」でまず探して。一つ一つしらみつぶしに探して、「フノリ」って。やっと一軒見つけたー! (有)鹿島屋

ここも電話をしたら、懇切丁寧で。

老母の汗シミ、黄色いシミだらけの水色の一つ紋の色無地を宅急便で送って。

 

 

 

それと静岡県浜松市に一軒。太田屋京染店

勇気をだしてお電話をしてみたら、おじさんでなまってるけど、とても懇切丁寧で良さそう。よかった。

 

私「初めまして。私はインターネットで、洗い張り、布のり、というキーワードで検索をして、そちらのお店を初めて知りました。着物を洗い張り、布のり仕上げでやるのを今でもお願いしたら、引き受けて下さいますか?」

 

店の主人が懇切丁寧に説明してくれて。

「はい。着物はどんなの? 紬? 大島?」

 

私「老母のお古で。色無地みたいな奇麗な柔らかい生地で羽織で。袖の縫い目のところに黄色いシミができてて。それと後もう一着も、柔らかい奇麗な生地の着物で、染みができています」

 

店主「柔らかものの生地だと、今はもう、のりで仕上げをしないほうが多いですね。かえって、のりなんかで仕上げないでほしいってお客様の方が多いですね。仕上がりが固い感じになるからって」

 

店主「布のり仕上げをするのは、大島とか紬とか硬い生地で、しかもツヤがほしいからってので、布のり仕上げをするのならいますが。今はそういうお客様は少ないですね」

 

「今はもう、布のりを買えなくなっているけど。うちは布のりを何年も前に買ってて保存をしているけど。それを使いたいというお客様もいないから、ずっと使わずに置いてはいますね」

 

店主「うちは、父親が東京の浅草でずっと修行して店をやってたけど、のれん分けでこっちに来ましたよ。だから東京の技術もあるし、東京風ですね」

店主「貴方、この近所名の?」

私「大阪」

店主「えーっ!大阪?!」

私「大阪だと、洗い張りの店にできるだけ問い合わせたけど、布のり仕上げの店がなくて。宅急便で送るとかをしてもいいのですか?」

 

店主「ええ、いいですよ」

 

私「それと、他の洗い張りのお店で聞くと、『布のり仕上げでしあげると、後後で着物がカビやすいから、もう布のりで仕上げるのはやめています』って」という人が多いですね」

 

店主「そういうのもあるね」

 

私「ツイッター上で、東京の職人の三島さんが『洗い張り職人で、布のり仕上げをするみせがもうどんどん減ってきている。そういうのが基本なのに』って。だから洗い張り、布のりを使ってる店を探して応援しますので。同じ染み抜きを頼むのでも、洗い張りと布のり仕上げをやってる店を探して応援しようって。ネット上でも、そういう店を応援しようと書きますので。どうか今後も応援しますので」

 

店主「カビるのは、たいてい、箪笥に何十年もしまったままで、娘さんがそれを引き継いで、中を開けたら黄色いシミだらけで~ってのでしょうね」

 

私「ギャハハハハハー! 私や!」

 

私「きれいな絹の羽織に、袖のちょうど縫い目のところに黄色いシミができてて」

 

店主「黄色いのたぶんカビでしょうね。袖の縫い目のところが重なって通気性が悪いから。一年ぐらいではカビないし。たぶん箪笥に、五年、十年ぐらい置いたままが原因でしょうね。しょっちゅう、箪笥をあけて、中の着物を出して使ってたらカビないですね。何年、十年ぐらい、置いたままだからというのがもうほとんどですね。たいてい、言うてくるのは娘さんですね」

 

話が上手いし、面白い。

 

私「洗い張り以外にも、染みだけ、と言うのも引き受けてくださいますか?」

 

店主「ええ、いいですよ~。大歓迎ですよ。うちの店はそれが得意ですよ」

「うちの息子が京都に修行に出かけてて。すごい仕事ができて。黄色いシミとか、なんでも取れるよ」

「普通は、染みって短期間ではできないですね。ずっと長いこと放置してて、カビが生えて、それがさらに茶色く変色したというのが原因でしょうね」

 

「染みを取るのは、色々と技術がいるから。弱い生地あいてに必死でやると、生地に穴をあけるから。弱い生地だとお断りすることもあるけど」

「それと染み抜きには、かなりのお日にちがかかるのと、料金がかかりますね」

 

私「日数はだいたいどれぐらい? 料金はだいたい、いくらぐらい? だいたいでいいから、教えて下さい」

 

店主「一週間ぐらいかなあ? 一万円ぐらいかなあ?」

 

私「ああ、やっぱり、それぐらいするのね。老母とも相談の上、又決めさせていただきますね」

 

私「洗い張り、布のりを使ってる店を応援しますので。ネット上でも、そういう店を応援しようと書きますので。どうか今後も応援しますので」

私「ツイッター上で、東京の職人の三島さんが『洗い張り職人で、布のり仕上げをするみせがもうどんどん減ってきている。そういうのが基本なのに』って。だから洗い張り、布のりを使ってる店を探して応援しますので。同じ染み抜きを頼むのでも、洗い張りと布のり仕上げをやってる店を探して応援しようって。ネット上でも、そういう店を応援しようと書きますので。どうか今後も応援しますので」

 

 

店主「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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